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髄膜炎

脳を保護する髄膜は、開頭手術などで頭蓋骨を開放しない限り外界と接触することはありません。しかし、何らかの原因で髄膜に炎症が発生して頭痛やめまいを引き起こすことがあります。ここでは、髄膜に発生する髄膜炎の原因や症状、治療法などの情報を紹介していきます。

髄膜炎とは

髄膜炎は、脳を保護する髄膜に炎症が生じる病気です。髄膜は脳を守るために遮断されている存在なので、髄膜炎を起こすと脳への影響が生じます。

症状

髄膜炎を起こすと、頭痛やめまいや吐き気を生じます。時には、身体の麻痺を伴うことがあります。症状が進行すると、脳にも炎症が発生して脳炎に発展する場合があります。小児が発症すると、命に関わる場合があります。

原因

髄膜炎の原因は、細菌やウィルスの感染です。身体が弱っていて抵抗力が無い時や免疫力が低下している場合などに発病することが多く、臓器移植などで免疫抑制剤を使用している人に合併症として起こることがあります。また、ある研究ではナメクジやカタツムリなどを食べることで髄膜炎が発病したというケースが報告されています。フランス料理などで食材として使用されているエスカルゴはカタツムリの仲間ですが、養殖にあたっては寄生虫などに感染しない環境で生育されています。

種類

髄膜炎は原因となる細菌やウィルスの種類、感染者の年齢などで分類されます。原因となる細菌やウィルスは、患者から採取した髄液の検査で特定されます。

髄膜炎菌性髄膜炎

髄膜炎菌性髄膜炎は、髄膜炎を引き起こす髄膜炎菌の感染によって起こる髄膜炎です。髄膜炎菌は、日本にも生息していますが年々発症報告が減少しているため、感染自体がめったに起こらないものになってきています。しかし、海外では未だ猛威を振るっている細菌であるといえます。

細菌性髄膜炎

細菌性髄膜炎は、髄膜炎菌以外の細菌への感染で発病する髄膜炎です。主な原因としてはインフルエンザ桿菌や大腸菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、結核菌、真菌などがあります。

急性細菌性髄膜炎

急性細菌性髄膜炎は、二歳以下の小児に多く見られる細菌性髄膜炎で症状の進行が早いのが特徴です。原因となる菌は、髄膜炎菌や真正細菌、リステリア菌があります。

無菌性髄膜炎

無菌性髄膜炎は、患者から採取した髄液に菌が含まれて居ない場合当てはまる髄膜炎です。原因としては菌より小さいウィルスや、複数の菌の感染、ポリオワクチンの摂取による副作用などが考えられます。

髄膜炎の治療

髄膜炎の治療は、基本的に原因となっている細菌の除去を目的とした薬剤投与を中心に行ないます。無菌性髄膜炎の場合、対症療法を基本とした治療を行ないます。

治療の実際

治療に当たっては、髄液の検査で特定された原因菌に有効な抗菌薬を静脈注射で投与します。小児の治療では、難聴予防のためのステロイド投与を並行して行います。無菌性髄膜炎の場合、脱水症状が現れやすいため点滴治療を行なっていきます。

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