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多発性硬化症

多発性硬化症は、数ある脳の病気の中でも症状が重く社会復帰が難しい病気であるといえます。昨日まで健康だった人が突然複数の障害を抱えてしまうという多発性硬化症とは一体どのような病気なのでしょうか? 多発性硬化症の原因や症状、治療法などを紹介していきます。

多発性硬化症とは

多発性硬化症は、神経細胞を保護する髄鞘という組織に炎症が生じて障害が発生する脱髄疾患の一種です。多発性硬化症は、脳組織の髄鞘に発生するため複数の障害を発生するという特徴を持っています。最近では、笑点で知られる林家こん平氏が発病したことでも知られています。

原因

多発性硬化症の原因は未だ特定されておらず、難病指定を受けています。最も有力な説が「自己免疫疾患」です。免疫は、体外から侵入してきた細菌やウィルス、寄生虫などの異物を攻撃する機能ですが、場合によっては自分自身の身体を異物とみなして攻撃してしまうことがあります。このような自己免疫疾患は多発性硬化症以外の病気の原因ともなっています。他にはウィルス原因説や遺伝病説などがあります。

症状

多発性硬化症の症状は、神経障害を原因とする視覚障害や感覚障害や運動障害が同時に発生するというものです。視覚障害の場合、視力の低下や物が二重に見えたり中央の視界が消失したりする症状が現れます。感覚障害では、触覚や聴覚に障害が現れ言語障害などを起こします。運動障害では麻痺や手足のしびれなどが見られます。多発性硬化症の特徴は、「障害が複数同時に現れては症状が好転することを繰り返す」ことです。病状が悪化すると失明などの障害を起こします。

検査法

多発性硬化症が難病と言われるのは、「原因が不明」であることと「病名を特定することが難しい」ことにあります。基本的には、複数の検査を行い絞り込んでいきます。血液検査では、白血球の僅かな増加が見られる場合がある程度なので判断材料にはならないことがあります。最も有効な検査法はMRI検査で、病変が一目瞭然に判別できるという利点があります。MRI検査以外には髄液検査や神経の伝達速度を測る誘発反応検査が行なわれます。

多発性硬化症の治療法

多発性硬化症は、根治治療が確立していないので症状の緩和を目的とした内科治療が行われます。多発性硬化症の病変の中心は脳神経であるため、外科手術による治療法は存在していません。

内科治療

多発性硬化症の内科治療では、主に薬物療法が行なわれます。基本的には、ステロイド剤やインターフェロンβなどの投与による免疫抑制を行なっていきます。インターフェロンβには再発予防効果があり、非常に有効な治療法となっています。この他には、神経障害や運動障害で発生している症状を抑える薬剤を投与する対症療法が行なわれます。ただし、治療に使われる薬剤は副作用が示唆されることが多いため治療の際には細心の注意を払って行なう必要があるため、長期化する場合があります。

リハビリ

多発性硬化症は、症状が緩和すれば社会復帰が可能な病気です。社会復帰のためには、リハビリテーションをしっかり行なう必要があります。多発性硬化症のリハビリは入院生活で低下した筋肉の強化や障害の起こった部位のトレーニングを中心に行ないます。

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