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パーキンソン病

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で知られるマイケル・J・フォックスが発病したことで有名になったパーキンソン病は、未だにその病態が知れ渡っているとはいえません。パーキンソン病とはどのような病気なのでしょうか。パーキンソン病の症状や原因、治療法などを解説していきます。

パーキンソン病とは

パーキンソン病は脳神経に障害が発生することで、運動機能に障害が発生する病気です。マイケル・J・フォックスやモハメド・アリなどが発症していることで知られています。

原因

パーキンソン病の原因となるのは、脳の「黒質」という部位に存在するドーパミン分泌細胞の変異です。この細胞が分泌するドーパミンは神経伝達物質のひとつで、「幸福ホルモン」とも呼ばれます。ドーパミンは、幸福感をもたらすだけでなく運動能力にも影響する効果があります。ドーパミンが分泌不足になると、神経から発せられる筋肉を動かすための指令が伝達されにくくなります。これがパーキンソン病の原因となるのです。

発病原因

パーキンソン病を発病する原因として考えられているのは、「遺伝子の異常」と「ミトコンドリア障害」の二つがあります。「遺伝子異常」説は、パーキンソン病の発病に関わる特定の遺伝子が突然変異を起こすことで、パーキンソン病が発症するというものです。しかし、パーキンソン病は他の遺伝性疾患と違って家族には受け継がれない性質を持っています。「ミトコンドリア障害」説は、細胞内にある酸素を取り込んでエネルギーを作り出すミトコンドリアが、薬物などの外部からの影響を受けることで機能障害を起こし、パーキンソン病を発病するというものです。特定の薬物でパーキンソン病の症状を発した場合、「パーキンソン症候群」として分類されます。

症状

パーキンソン病の症状には、「動きが緩慢である」「筋肉が強張っている」「手足に震えが見られる」「歩き出そうとすると転ぶことがある」などの運動障害があります。これらは筋力そのものではなく、神経の伝達能力そのものが低下することで発生する症状です。また、ドーパミンの分泌不足は精神的な影響を及ぼします。精神的な症状としては意欲の低下やうつ症状、感情の起伏が鈍化するなどが見られます。

パーキンソン病の治療

パーキンソン病の原因となっているのが脳細胞の変異なので、根治治療は見込めないといえます。基本的には、ドーパミンの量を正常値に戻す対症療法を根気強く行なうことで社会復帰を見込めます。

治療内容

パーキンソン病の治療として行われるのは、筋力を維持し運動能力の保全を目的とする運動療法と、ドーパミンの分泌量を増やすための薬剤療法です。薬剤療法では、体内でドーパミンの材料となるL-ドーパの投与を中心に行ないます。他にはドーパミン受容体作動薬やドーパミン放出剤などが投与されますが、強い副作用を起こすことがあるので分量に注意して投与する必要があります。

外科手術

パーキンソン病に対して行なわれる外科手術として、「定位脳手術」があります。この手術は、開頭手術を行い特定の脳の部位に電極を差し込み、電気刺激を与えるというものです。症状の大幅な改善が期待できるだけでなくL-ドーパ投与治療による副作用を抑えられるというメリットがあります。

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